代表・辻佳子よりご挨拶
代表取締役社長 辻 佳子 (Yoshiko Tsuji)
かつて私は、大手コンサルティングファームに属し、背伸びをしながらも一生懸命仕事に取り組んでいました。コンサルタントとしてのクライアント・ファーストの精神やコミットメントの精神を勉強させていただいたと思っています。同時に、仕事を通して、「社会」というものも学びました。それまでの私は、「仕事」と「プライベート」という観点は持ち合わせていましたが、「社会」という観点が欠けていたように感じます。
この「社会」という観点を重んじるようになってから、私の意識が変わりました。
日本社会の構造や環境をたびたび考えるようになり、自分のクライアントにとって、いま、本質的に何が求められているのかを、真剣に自分に問いかけるようになりました。さらに一歩進め、アジア社会の構造や環境はどうなっているのか?という問いに向き合い、閉塞感漂う日本という枠組みを超えて、私たちはもっと視野を広げていい。もっと高い視点から物事を捉えてもよい。そんなふうに思うようになりました。
アジア新興国と日本をつなぐ架け橋になる
それを通じて、アジア新興国に、日本に、そして私自身に
チカラを与え、みんなで成長していきたい
そんな想いを胸に抱き、大手コンサルティングファームを卒業し、クロスロード・キャピタル株式会社を立ち上げました。クロスロードとは、十字路、交差点、岐路といった意味があり、日本を含むアジアの人たちがビジネスを通じて交わり合う交差点でありたいと考え、この名を付けました。
独立後、大手企業様の海外戦略室のアドバイザーをさせていただき、その傍ら、国の機関である中小機構基盤整備機構の海外販路開拓シニアアドバイザーとして、中小企業の皆様の海外案件を支援させていただき、大変意義深い経験を積ませていただきました。
それまで私は大手企業様のご支援をしておりましたが、中小企業様のご支援をさせていただいたことで、それ以前とは異なる角度から、日本を取り巻く構造・環境やアジア新興国との関係性を捉えることができ、また日本の企業が抱える課題、懸念、想いを改めて知ることができ、結果として私自身の見識を深めることができたように感じています。
日本-タイとか、日本-インドネシア、日本-中国という点と点で捉えるのではなく、日本-タイ-ベトナム、日本-中国-タイ-インドネシアというような、線と線とを面で繋げる、そういった視点で、皆さんの想いを重ね合わせていきたいと思っています。
加えて、「日本の地方とアジア新興国」。これは必ず成功させたい。日本の心を守るためにも、地方の中小企業が有する素晴らし商材を失くすわけにはいきません。私は、地方の商材は私たちに残された大切な文化でもあると考えています。これ以上、私たちが日本の心を失うことがなきように、日本の地方をアジアで一緒に盛り上げていきましょう。
「日本企業からアジア企業へ」 日本企業としてではなく、アジア企業としての将来に向けて、クロスロードは、みなさんと駆け抜けます。そんな会社でありたいと思っています。クロスロード自身もアジア企業へと成長していく。皆様と一緒に成長する企業でありたいと考えています。