ニュース一覧へ

メルマガ第7号 【入国制限緩和】

日本でも昨年初めて発令された緊急事態宣言より約1年が経ちました。
季節は春を迎え各地から桜の便りも聞こえ、新年度を迎える方々も多いと思います。
世界各国では依然ウィルス感染拡大のニュースが生活の多くを占めているかもしれませんが、ワクチンの予防接種が世界各地で進み、長く続いている感染拡大を止める対策の切り札として期待されています。
*弊社ウェブサイト修理点検作業のため、メルマガの送付を一時中断しておりましたが、再開いたしました。次号からまた経済情報を中心に皆さんにお届けしたいと思いますので、新年度もよろしくお願い申し上げます。
 
【タイ新型コロナウィルス感染状況】
タイ国内の新規感染者は2021年3月30日付けで48名増 累計28,821名となっています。
日本と同様タイでも医療従事者を優先的にワクチン接種が開始され、その効果に日常生活の制限緩和や経済活動の復活に期待が高まっています。
 
【海外からの渡航者に対する隔離制限の緩和】
タイ政府は条件付きで2021年4月1日よりそれまで設けられていた外国からの入国者に対する隔離期間を14日間から10日間へ短縮することを発表しましたが、新型コロナウィルス変異株が検出されている国(南アフリカ、ジンバブエ、モザンビーク、ボツワナ、ザンビア、ケニア、ルワンダ、カメルーン、コンゴ、ガーナ)からの入国に関しては、現在タイが導入しているワクチンの効果が薄いと考えられ、今まで通り14日間の隔離が義務づけられています。
 
2021年4月1日からの隔離期間短縮の流れは大きく三段階にわけられ、それぞれの規制緩和条件などについては以下の通りです。
フェーズ1(2021年4月1日~6月30日)フェーズ2(2021年7月1日~9月30日)
ワクチンの接種、未接種に関わらず、出発前72時間以内に発行された「新型コロナウィルス陰性証明書」を持っている外国人の隔離期間は10日間(隔離中PCR2回)
状況を見て将来的に7日間へ短縮(ワクチンを接種している人は隔離中PCR検査1回/していない人は2回)
 
フェーズ3(2021年10月1日~)
全国伝染病委員会によって、リスクが高いと指定された地域からの旅行者のみ隔離が必要となる。隔離方法についてはITを使った監視方法が導入される予定
 
*ただし、変異株が検出されている国からの入国に関しては、今まで通り14日の隔離と隔離中3回のPCR検査が義務付けられています。
 
フェーズ3の2021年10月には医療従事者と基礎疾患のある人々へのワクチン接種が7割程度完了している見込みで、また順調にすすめば旅行業に従事している人たちへの接種も行われ、感染拡大が落ち着いている地域からの旅行者受け入れが開始できると期待されています。
 
一方、タイ政府は感染状況の管理を継続するために、現在発令されている緊急事態宣言を2021年5月31日まで延期することを発表しています。
4月に新年のお祝いとされるソンクランを迎えますが、感染防止対策センターは公のイベントの開催を禁じています。寺院などで行われる宗教的な活動、例えば仏像に水をかける行為や僧侶から頭や手に水をかけてもらうこと、については通常通り行ってもよいとされていますがグループで水かけを行うことコンサートの開催、粉や泡状のものを塗りあったりする行為は禁止されています。県をまたいで移動する際も感染防止対策を厳守して密集地をさけ換気を行うよう心がけるよう呼びかけています。
 
ワクチンパスポートの導入については、外務大臣が他国との話し合いが必要と述べています。相互認証協定(MRA)モデルを使用して両国の受け入れ準備状況を確認したり、新型コロナウィルスの感染防止管理において良好な発展を遂げている国々の動向を参考に検討していきたいと考えています。
 
2021年3月配信

カテゴリー: 過去のメルマガ(タイ関連)

ニュース&トピックス

ニュース>お知らせ
イベント・セミナー”>イベント・セミナー
出版・執筆”>出版・執筆
過去のメルマガ”>過去のメルマガ