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メルマガ第17号 【22年5月タイ入国制限緩和】

タイ政府は2022年5月1日よりTest&GoおよびSandbox制度を撤廃し、ワクチンの接種状況に応じて入国措置が2つのカテゴリーに分類されることになりました。
制限の大幅な緩和を行い、今後感染状況が落ち着いていれば2022年7月には入国申請のために必要な「Thailand Pass」の申請についても撤廃を検討しています。
感染拡大以前の様に自由に日本とタイを行き来できるようになる日がいよいよ現実になってきました。
2022年5月26日にはプラユット首相の公式訪日もあり、経済セミナーへの登壇や岸田総理との会談が行われ、両国間の交流が依然に増して活発になることが期待されています。

2022年5月1日に発表された規制緩和

【ワクチン接種済の方】

  • タイ政府が許可認証したワクチンを規定回数接種していること
  • ファイザー、アストラゼネカおよびモデルナ製ワクチンの規定回数は2回
渡航前の準備
  • ワクチン接種証明書…国の公的機関・地方自治体より発行されたワクチン接種
  • タイランドパスの申請…申請には、航空券、ワクチン接種証明書の他に1 万 US ドル以上の治療補償がある医療保険証が必要になる
渡航後
  • ワクチン接種証明書…国の公的機関・地方自治体より発行されたワクチン接種
  • タイランドパスの申請…申請には、航空券、ワクチン接種証明書の他に1 万 US ドル以上の治療補償がある医療保険証が必要になる
変更点
  • 渡航前のRT-PCR検査および陰性証明書は不要
  • 空港到着時に行われていた検疫でのRT-PCR検査免除
  • 到着後のPCR検査結果がでるまで、宿泊が求められた1泊分のホテル予約も不要
  • 保険の補償額が5万ドルから1万ドルに減額

【ワクチン未接種の方】

渡航前の準備
  • 渡航前72時間以内に発行されたコロナウィルス陰性証明書
  • タイランドパスの申請
  • 1 万 US ドル以上の治療補償がある医療保険証
変更点
  • ワクチン未接種、もしくは規定回数に満たない場合でも、渡航前の陰性証明書があれば到着後、接種した人と同じ様に隔離なしで入国することができる。
    ただし、タイ政府から要請があった場合にはATK検査キットなどを用いて自主的に検査を行い、結果を報告しなければならない(自費)。
    その場合に備えて、日本から準備しておいたほうが良い
  • ワクチン未接種及び陰性証明書がない場合には、渡航後に検疫でRT-PCR検査を行い、その後事前に予約をしたAQ(政府指定の隔離宿舎)にて5日間の経過観察が義務付けられている。入国後4―5日目には再度RT-PCR検査を行う。ホテルの予約には空港送迎や宿泊中のRT-PCR検査1回分の費用が含まれていることを明記してもらうこと。
日本政府は6月から今までの水際対策の規制を緩和し、訪日客の受け入れ拡大を検討しています。
5月26日現在、帰国後の制限はワクチンの接種、未接種また回数によって異なりますので、ご留意ください。

【日本の入国制限】

  • タイは検疫所の宿泊施設での待機対象国となっていないため、施設での隔離は必要なし
  • ワクチンを3回接種完了し証明書がある場合には、入国後の自宅等待機を求めない
  • ワクチンの3回接種が完了していない場合には、原則7日間の自宅等待機が求められるが、入国後3日目以降に自主検査を受け、陰性結果を厚生労働省(入国者健康管理センター)に届け出、確認が完了した場合はその後の自宅等待機の継続は求めない
  • 入国後、自宅等まで移動する際は、公共交通機関の使用が可能となった
ヨーロッパでも入国制限の撤廃が徐々に進められています。
タイ政府は新型コロナウィルス感染症を「パンデミック」から「エンデミック」(風土病)とする宣言を行いインフルエンザと同様の位置づけにし、2022年7月以降にはワクチン接種の有無にかかわらず、入国制限の完全撤廃を目指しています。
国内のワクチン接種の割合は2回接種が全国民の75%以上となり順調に進められています。感染者数(2022年5月26日発表の新規感染者数4,924名)や変異株の流行を抑えることができれば、自由に日本とタイを行き来できる日が来るのはそう遠くはないようです。
データソース:Bangkokbiz、ThaiDDC
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